シリア軍事攻撃について

中東情勢を巡る対立は日に日に深刻になっています。

国連のグテレス事務総長は、米英仏によるシリアへの軍事攻撃を受け、「全ての国連加盟国にこの危険な状況下で自制し、シリア人民の苦しみを悪化させ、緊張状況を加速させるいかなる行動を慎むよう促す」との声明を発表しました。

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首都ダマスカス郊外での化学兵器使用疑惑を巡り安全保障理事会の理事国に対し、責任ある行動をとり、今後関係性が悪化しないことを願うばかりである。

グテレス氏は13日午前の安保理会合でも中東情勢を巡る欧米諸国とロシアの対立は「冷戦の再来」と表現するほど深い失望と懸念を表明しているように感じます。

 

簡単な構造を紹介すると、

ロシアはシリアのアサド政権を支持し、米国の対抗措置が深刻な悪影響を及ぼすと言及しており、アメリカではシリアのアサド大統領を「モンスター」と呼んでおり、反政府軍をサポートしている状態です。

そして、今回ロシアがサポートするアサド政権が化学兵器を使用したことにより、アメリカ・イギリス・フランスが激怒。米英仏によってシリア化学兵器施設に攻撃を開始し、戦闘が激化している段階です。

 

さて、ここで注目なのが、中国だと思います。国連理事会の理事国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、そして中国。中国がどのような体制をとるかは非常に重要になってくると推測できます。そして中国は、アメリカ、トランプ大統領のシリアの攻撃を批判しました。つまり、ロシア側についているということがわかります。今後、どのようなサポートをするかは不明ですが、金銭支援や人的サポートをした場合、本当に世界大戦まで拡大する可能性が高まるでしょう。GDP世界2位で、13億以上の人口がいる中国。対抗する為には、武器の性能の高さもしくは、殺傷能力の高い武器を使用する必要が高まると考えます。

 

グテレス氏が「冷戦の再来」と表現しているように代理戦争が増えてくるのかもしれません。世界の警察と評されていたアメリカがアメリカ第一主義を主張しており、自国の経済発展に舵をとるという主張している限り、いつアメリカが手を引くがわかりません。

そうなると日本も見て見ぬふりをできない状況になるかもしれません。

なぜなら、日本の隣国はロシアと中国。アメリカに守ってもらおうと考えることはかなり難しくなるのでしょう。日本の独自の方法で、外交政策をとる必要があると考えます。今後も、シリアの情勢を注目していると世界の情勢が見てくると感じます。