エチオピア、オロモ人とソマリ人の対立

国連人道問題調整事務所が、エチオピアでオロモ人とソマリ人の衝突によって、100万人の住民が家をおわれていると報告しました。

エチオピアでは主に、民族ごとに州が再編されており、オロモ人とソマリ人はそれぞれオロミア州とソマリ州に暮らしています。近年では、両州の境界付近の土地や資源の管理権をめぐって長年争ってきました。

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双方が残虐行為を繰り返していると避難しあい、それぞれの州にいる相手側民族の住民が避難を余儀なくされています。

 

オロモ族とソマリ族について考えて見たい。

【オロモ族】

オロモ族は、1億人いるエチオピアの人口のおよそ3分の1を占めており、長年エチオピア政府の弾圧を受けています。政府もオロモ族を反政府的という理由だけで、逮捕を繰り返しており、オロミア州の土地強制収容をめぐり、数万人のデモ参加者が逮捕されています。

最近では、オロモ族のフェイサ・リレサがリオデジャネイロオリンピックの際に、反政府の象徴である頭の前で両手を交差させるポーズでゴールしたことが注目を浴びていました。

ここで問題になるのが、政府です。エチオピアでは、人口6%のディクライという民族が1991年以降現体制の中枢を担っています。これが、政府とオロモ族が合間見れない大きな理由だと考えます。

 

【ソマリ族】

ソマリ族は、人口1500万人くらいだと言われており、アフリカでは、ソマリア、ソマリランド、エチオピア、ケニア、ジブチの5カ国のまたがって暮らしています。また、現在難民登録されているソマリ族もいるため、世界各国にまたがって暮らしていると言われています。

ソマリ人の大きな特色は氏族という考え方です。彼らは常に氏族で固められ、ソマリ人の誰かが殺されたりすると、面識のない人であれ、復讐に転じると言われています。

この彼らの氏族意識の高さが今回の、オロモ族とソマリ族との深い因縁を作りあげているのでしょう。

同じ人間でありながら、民族という言葉の違いによって彼らの生活が脅かされているのはなんとも悲しいことだと感じます。

 

多民族の共存の難しさを感じましたし、日本は単一民族であるのだなと改めまして感じました。