マケドニア国名変更か?

東欧バルカン半島のマケドニアの国名を巡るギリシャとの対立で、仲介役を務めるにメッツ特使は1、2ヶ月で進展がみられれば、「6ヶ月以内の問題解決が可能である」と述べました。

マケドニアとギリシャはどのような問題を抱えているのでしょうか?

マケドニアとはどういう国なのかから始まり、2国間が抱える問題を歴史的背景、そして外交的背景から述べたいと思います。

 

 

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【マケドニアという国】

マケドニアという国はあまり馴染みがありませんが、マザーテレサといえばより把握しやすいでしょう。そうです、マケドニアの有名人といえば、マザーテレサです。カトリック協会の聖人であり、1979年にノーベル平和賞を受賞した人物です。

ちなみに、1991年に誕生した若い国であり、以前は、旧ユーゴスラビアに所属しており、首都はスコピエで「マケドニア共和国」が正式名称です。

 

しかし、このマケドニア共和国という呼称が隣国から反感をかっている重要な要素なのです。

 

【地理的背景】

東方遠征を実施したアレクサンドロス大王は、古代マケドニア出身です。しかし、古代マケドニアは現在のマケドニアよりも大きく、マケドニア共和国、ギリシャ、ブルガリア、アルバニアにわたっており、広大な土地を有していました。実際のアレクサンドロス大王の土地は、現在のマケドニア共和国の土地ではなく、現在のギリシャの北部に位置する村でした。さらに、ギリシャはその街をマケドニアと呼んでいます。

 

旧ユーゴスラビアから独立した「マケドニア共和国」は、実際のギリシャにある街のマケドニアと呼称が同じというのが今回の問題です。そのため、国連加盟時の正式名称は「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 (The former Yugoslav Republic of Macedonia)」となっています。

 

【外交的背景】

先述したように、「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」名乗ることによって、国連加盟を実現することができたものの、ギリシャとの二国間の問題が未解決で、EU、NATO共に加盟決定には至っていないのが現状である。2008年には、マケドニアがNATO加盟寸前だったが、ギリシャの反対のため加盟にいたることができないという経緯もある。

 

今回の、マケドニアの国名変更が再び取り出されたのは、マケドニアが是が非でもEUそしてNATOへの加盟を目的としていることだろうと思います。国名の変更はギリシャとの折衷案を見つけだす必要があります。

どこまで、マケドニアが妥協できるかが鍵となるでしょう。

ただメニッツ特使は6ヶ月以内という具体的な数字を出しており、国名変更に意欲を燃やしているのが非常に興味ふかいですね。