トランプ氏の「 肥だめ」発言

アメリカのドナルド・トランプ大統領がアフリカ諸国、ハイチ、エルサル バトルの移民対して、「肥だめ」国家と発言したことにより、国連人権高等弁務官事務所からトランプ大統領の発言に対して、激しく非難しました。国連の報道官からアメリカの大統領を非難することは珍しく、トランプ大統領の人種差別的発言に強い懸念を表明しました。

 

なぜ、トランプ大統領はアフリカ諸国、ハイチ、そしてエルサルバトルの国々対して、差別的発言を行ったのでしょうか?アメリカとの関係性から調べてみようと思いました。

 

【トランプ大統領の移民の姿勢】

トランプ大統領はこれまでに、不法移民の強制送還やイスラム教徒の難民の受け入れの制限といった難民・移民政策に対して様々な発言をしています。難民・移民に対して不寛容であることがわかりますし、今後も受け入れ体制を厳しくしていくでしょう。

今回の発言は、トランプ大統領が抱く難民・移民の問題に対してフラストレーションが溜まってでた発言だと感じます。

 

【アフリカ諸国とアメリカの関係】

アフリカの最初の移民のスタートは「拉致」です。自分の意思とは関係なく、労働力が必要となったため、アフリカの土地から奴隷としてアメリカに移住してきました。決してアフリカ人がアメリカン・ドリームを追い求めてアメリカの土地にやってきた訳ではなく、広大な土地にあるエネルギ資源や農作物の収穫の為に白人が労働力を求めて黒人を連れてきたのであり、今回の発言は、あまりにも安易すぎる発言だと感じますし、人種差別的発言であることは間違いないでしょう。

 

【ハイチ・エルサルバトルとアメリカの関係】

ラテンアメリカの国々対しての発言も配慮が欠けていると言わざるをえません。まず、ハイチは1804年に世界初の黒人共和国として独立した国であります。トランプ大統領の発言の裏には、黒人差別の印象が感じられます。さらにハイチでは、2010年に大地震が発生し、多くの難民がアメリカにやってきました。もうすでにアメリカはハイチやエルサルバトルのTPS(一時的な在留資格)を打ち切りにしました。エルサルバトルは、約20%の国民が移民として国を去ってしまう国となっています。

 

トランプ大統領の発言の裏には、白人主義的な意図があるように感じられますし、他国の人々に対して不寛容さ、対立的な姿勢を示しています。2015年に国連報告によると、約4663万人の移民を受け入れたており、世界一位の移民国家であるアメリカであるだけに、今後大統領の発言には、気をつけなくてはならないと思います。