エルサレム問題、ガザで波紋 【つづき】

12月21日の国連総会で、アメリカ政権に「首都認定」撤回を求める決議案が採択されたばかりで、デモ隊とイスラエル軍との衝突拡大が懸念されています。実際、22日にエルサレムやパレスチナ自治体などでイスラム教の礼拝後に数千人が抗議デモを行いました。このデモ抗議で、男性2人が死亡、40人以上が負傷したと報告がありました。

人種と中東戦争の流れを勉強しようと思います。

 

 

【 アラブ人とユダヤ人】

ユダヤ教を信じるユダヤ人は1948年に、イスラエルを建国しました。それまで、アラブ人がイスラエルのあたりを「パレスチナ」と呼び、住んでいました。

ユダヤ人約600万人の大虐殺があったように、彼らは迫害を受けていました。さらに、2500年以上前にも現在のイスラエルがある土地に住んでいたのですが、国が滅んでしまいユダヤ人は世界各地に広がったとされています。

 

簡単にいう

ユダヤ人vs. アラブ人

という対立が生じていました。

ユダヤ人はイスラエルを主張し、アラブ人はパレスチナを主張したわけです。

 

そして、国連がユダヤ人にイスラエルという国を認めたことでアラブ人は大激怒してしまいます。それが、4度にわたる中東戦争です。

残念ながら中東戦争で、アラブ人は負けてしまい、パレスチナの土地は少しずつ小さくなっていきました。その残されたアラブ人のパレスチナが、ガザ地区とヨルダン川の西側となっているのです。12/22のデモ抗議で男性2人の死亡と40人の負傷者が出た場所です。

 

【ガザ地区とヨルダン川の西側】

両方の地区は、パレスチナ自治区となっています。アラブ系の人が住んでいるということになります。

さて、ガザ地区は世界で最も人口密度が高い国とされており、人口の45%は14歳以下の子どもとされており、7割は難民となった人々なのです。

一方で、ヨルダン川西部も2002年以降、イスラエル側の安全確保という理由で巨大な隔離壁が作られました。国際司法裁判所はこの隔離壁を国際法違反と判定を下しました。もちろんそのはずで、パレスチナ自治区の生活に支障をきたしていますから当然の判決だと思いますが、イスラエル側は隔離壁の建設を続行しました。

 

このように、複雑な問題が混じりあっていることがわかります。

実際には、水問題や農業問題があるとされています。水や食料が枯渇し、他の地域を求めていった結果の民族間での紛争だともいえます。日本だとなかなか考えられない問題ですが、トランプの発言はあまりに不適切と感じぜざるを得ないですね。