ウチワサボテンの可能性

2011年に世界の人口が70億人超え、「The Guardian」によると2050年には、世界の人口は97億人に達するだろうと予測しています。

 

世界人口の増加にあたり、危惧される問題が食料問題です。タイなどでは昆虫を食べる食文化が根付いており、このまま人口が増加すれば、昆虫食についても議論を重ねる必要もあります。日本の場合、昔からイナゴを食べる食文化があったので、昆虫食についてはすんなりと受け入れやすいと思いますが、昆虫を食べるというのは、実際に食料問題に直面しない限り昆虫食を選択する人はマイノリティーでしょう。

 

また、昆虫以外では、サボテンも食料問題に直面した時の非常食になり得ます。11月30日、国連食糧農業機関(FAO)は、ウチワサボテンが食料危機を解決する糸口になるかもしれないと見解を示しました。

 

サボテンにも多種多様あり、大半のサボテンを食用としては不適切ですが、オプンティア属のサボテンは食用として適しているのが多くあります。オプンティア属の中には、農作物として扱われているものがすでにあり、サボテン料理の可能性について検討されています。

サボテンは、乾燥地域でも発育可能で、ブラジルには総面積50万ヘクタール(1ヘクタール=10,000平方メートル)以上の家畜や養魚などの飼料用サボテンの農地が存在している。FAOによると、1ヘクタールあたり最大180トンの水を供給することが可能となっています。現代でもメキシコ人は食料だけでなく、飲料としてあるいはシャンプーとしてサボテンを利用してきたのです。さらに、土壌改善効果もあり、実際にオオムギの栽培に貢献しており、さらにさらに、温室効果ガスの排出削減効果も期待できるのです。

 

食料問題や地球温暖化といった世界が抱えている問題を多方面から、解決に導いてくれているのがウチワサボテンなのです。日本の場合人口減少傾向にあり、食事残飯の排出が多いのが現状ですが、アフリカやインドは急速なスピードで人口が増加しています。2050年に97億を越すような人口増加スピードが落ちないようなら、食料問題に直面することは確実でしょう。

備えあれば憂いなし。

FAOには、様々な食料の可能性を探って欲しいと思います。