SDGs-1グランプリ

SDGs-1グランプリとは、お笑いの大会です。M-1グランプリでもなければ、R-1グランプリでも、キングオブコントでもなく、SDGs-1グランプリ!!この大会で、NON STYLEに優勝を告げたのは、国連広報センター所長、根本かおる氏です。

 

この大会では、面白さも加味されますが、ネタの中に国連が提唱する持続可能な開発目標つまり、Sustainable Development Goals(SDGs)をうまく取り入れることができたかを重要視されるとのことです。

SDGsは、2015年に採択されたもので、「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」などよりよい世界をつくるための17の目標で構成されています。2030年までに17の項目を達成しようと計画中ですが、2030年の達成目標からかなり遠いと国連事務総長のアントニオ・グレーテル氏は述べています。今年の7月に報告書が発表されましたが、目標達成のペースはかなり下回っているとありました。

 

国連の広報部の立場になって考えると、SDGsの認知度を上げ、多くの人たちに世界規模の問題をどのように解決していくかということを検討する機会を与えることが国連の広報部にとって重要な課題だったのだと思われます。認知度を上げるための取り組みが今回のSDGs-1グランプリの実施ということです。

お笑いは私も大好きで、漫才、コント、落語等さまざまな方法で私たちを笑顔にさせてくれます。そういった部分では、笑顔になるのが嫌な人はかなり少数派ですし、多くの方が興味のあるジャンルだと思われます。

認知度を上げるために、お笑いの手法が使われたのですが、認知度を上げるメリットしては、

・きっかけ:知る機会を提供するという事。人それぞれは別々のフックがあると思います。お笑いに興味のある人が今回のSDGs-1グランプリを機に、広報活動を行うかもしれません。

吉本興業のイメージアップ:芸人さんは様々なメディアで露出が増えていますが、タレントさんにもクリーンさをスポンサーが求めているようですので、今回の大会は吉本興業にとっても良いチャンスだったのだと思います。

・知識の定着:露出は高い方がより知識が定着します。今回、国連関係者の方も来ていたかもしれませんので、そういった層には知識が少しずつ定着してきているかもしれません。

 

ただ、目標はSDGsの掲げる17の目標を達成させる事です。認知度の向上が直接、目標に働きかけている訳ではありません。問題解決に取り組んでいる現地のスタッフに働きかけることが一番の近道とは思います。