難民について学ぶ

11月19日(日)に上智大学の講演会に伺いました。国際連合難民高等弁務官事務所コミッショナーのフィリッポ・グランデさんが来日され難民問題と教育の関係性についてお話してくれました。

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  難民問題は世界的に緊張性高く、重要度の高い問題であるにも関わらず、日本人の難民問題の知名度は高くないと思います。日本から得られるニュースのほとんどは日本に関係が深いものが主になっています。アメリカ大統領、北朝鮮の核問題、等我々日本人にとっての視点で世界を見ているように感じます。視野を広くしてみると、世界にはもっと解決すべき問題があることに気づかせてくれます。

先進国はマイノリティーであり、約85%が中流国家で彼らの問題が世界の緊張で重要度の高い問題だとグランデ氏は話してくれました。すごく納得いくものでした。もちろん日本にも解決すべき問題はたくさんありますが、視野を広げるということがわかりました。

また、グランデ氏は日本の難民問題へのアプローチについてもお話してくれました。ドナーとして日本は十分な資金提供をしていることは確実ですが、難民受け入れに関しては消極的であると。カナダなどは難民受け入れに積極的だが、日本は受け入れがかなり少ないようです。難民の多くは隣国に逃げるケースがほとんどなのですが、隣国に受け入れ体制が整っていなく、食料面・衛星面・住居が確保できていないようです。だからこそ、難民受け入れを整えやすい先進国で受け入れを増やしていく必要があるのです。

難民に対するネガティブなイメージといえば、本国から仕事を奪うということではないでしょうか?しかし、難民の普通教育を受けられる人は50%程度で、さらに30%の人しか大学に進学できない状態です。難民として逃げてきた人はブルーカラーとして働く人がほとんど、日本は日本語習得が難しく、安定な仕事を得ることがかなり難しいのです。仕事を奪うというネガティブなプロパガンダにグランデ氏を遺憾を表明していました。しかも、あらゆる人種の人か増えることで仕事が増える可能性もありますし、ポジティブな面もあります。

 

グランデ氏の講演の後、難民として日本に来られた方のインタビューも聞くことができました。彼らは、難民高等教育プログラムで大学を卒業した方でした。難民に対して自分たちの経験をもとに話して頂き、どのように克服していったのかをお聞きすることができました。

 

わからないことをそのままにするのではなく、積極的に学ぶ姿勢が大事だと改めて感じました。